SACD 公開録音にいってきました! [日記]
昨日、当Blogにコメントいただいている私のJAZZ&クラシック師匠のゴロウさんにお誘いいただいて、SACDの公開録音に行って来ました!
演奏者:ジョセフ・リン【ヴァイオリン】
演目:イザイ/無伴奏ソナタ第2番 イ短調
J.S.バッハ/無伴奏パルティータ第3番 ホ長調BWV1006
1.行くまでの前準備。
今回は、以前紹介していただいたレイチェル・ポッジャーの「無伴奏パルティータ」を、私が大層気に入ったことをゴロウさんが覚えていてくれて、「そんじゃ、こういうのあるよ~」とお誘いいただきました。
SACDの録音なんて始めて~(^^と二つ返事でお誘いに乗らせていただきましたが。。。さて、こういうとき、どんな服をきていけばよいのでしょうか??
なんていっても、クラシックのコンサートなど、10年以上も行っていません。パンクならGパン&Tシャツで十分なのに。。。(^^
「ま~。なんでもいいべ。」と直前までやっぱりGパン&ジャンパー着込んでいこうと考えていましたが、「それはちょっと。。。」とゴロウさんのコメント(^^
とりあえず「スーツはどこでもフォーマル!」とのお言葉を頂き、一張羅のコート&スーツでお出かけしました。
いやしかし、わたし、まともな場所に出れる服もってませんね。。。そろそろちゃんとした服かわんとな~。
2.会場到着~。
会場は、錦糸町にある住田トリニティーホール。
ちなみに錦糸町に行ったのは初めて。駅を降りてすぐに巨大なワッカがお出迎えしてくれました。(^^
会場は「住田トリニフォニーホール」。
なんだか、えらくきれいなホールでした。
で、着いてみると、フォーマルというほどではなかったですが、私の当初予定していたGパンの人などドコにもおらず(^^
じ。。。事前に相談してよかった~。さすがにあの会場でGパンははずかしかったですね。
ちなみに、トイレですらこんなにきれい(^^
ちなみに、上記は人の来ないタイミングを見計らってとりました。「ゴロウさん、人こないか見張ってて!」とおねがいしていたり(大の大人二人で何やってるんだか・・・(^^
妙にトイレ出入りの多い二人でした(^^
実際のホールはこんな感じでした。
ちなみに、隠し撮りに近いので、問題あるようでしたら消去します。
真ん中に、演奏のジョセフ・リン氏が立って演奏されます。
ちなみにリンさん、靴の響きがCDに入ると悪いから、とスリッパ履きでの演奏でした。
小柄な方で、スリッパぺたぺた履いて登場する姿はなんだかえらいかわいかったです。(^^
あ、ちなみに男性ですよ~。
繊細そうなのですが、性格のよさが顔にあらわれているというか。。。
ものすごく親しみの持てる方でしたね~。
あと、見えにくいですが、画面中部にあるT字のポールがマイクになっており、空気感すら再現するマルチチャネル録音を可能にする白眉なシステムとのことでした。
ホールも、日本でも響きのよさに定評のある場所のようで、普通の声がすっげ~響いてくれます。これ、舞台の真ん中で絶叫したら気持ちいいだろうな~などとよからぬことを考えて見たり(^^。
公開録音、ということで外の雑音が入らないのかな~と心配しましたが、演奏が始まった瞬間、まさに静謐、という言葉がぴったりとくるほどの静寂につつまれました。
・・・くしゃみ一発かましたくなりましたが、その雰囲気ではできるはずもなく(^^
3.公開録音
今回の公開録音は15~20分ほど演奏し、その内容をすぐにマスターとして起こし、会場の別の場所に組まれたシステムで聞くことができるというものでした。
ちょいとピント甘いですが、ホールのエントランスにこのような5.1Chシステムを組み、直前の演奏をすぐに聞くことができます。
あ、システムはマランツのPM14かな?とB&Wのスピーカー*5とウーハーです。
生演奏終了して、エントランスに出るとすでに、実際にCDとして落としたときの音が流れていました。
しかし、これ。。。相当録音に自信がないとできない企画ですね。私は録音は素人なのですが、普通マスタリングなどを何度も繰り返すものではないでしょうか。
4.生演奏とスピーカー音
今回、上述した企画のため、生の演奏と録音をすぐさま比較することができました。
まず、生演奏。当たり前ですがライブ感がちがいますね。
演奏者の息遣い・感情の込め方なんというのか、「音が人間くさい」んですよね。
こう、「ああやって弦を引いているから、こうやって音がでる。」演奏者の1アクションがすべて音につながるというか。。。
ぶっちゃけていうと、ヘッドホンでCDで聞いたほうが、単に「音の迫力」という意味ではあるのかな、とは感じました。ただしこのホールすべてを支配するような「響き」と「音」は決して自宅システムでは出せないですね~。
正直、自分用のホールがひとつ欲しくなりました(^^
演奏終了後、すぐにエントランスで今の曲を確認できるのですが、聞いた瞬間
「あ・違う」
とすぐに感じてしまいました。
スピーカーから出る音も大層きれい&すばらしいものでしたが、生演奏に比べると妙に濃い目の味付けに変わっているというか。。。繊細さがひかれた代わりに力感は増えてます。
あ、決して録音が悪い、という意味ではないんです。録音自体はとてもすばらしく、ホールの中心で聞いたらこんな感じかとも納得できる音というか。5.1ChマルチDSD録音はこんなにもすばらしいものだったのか~というか。
ただ、やはり「機械の鳴らす音」という宿命は逃れられなかったというか。。。う~ん、聴覚を言葉で表すのは本当にむずかしいです。
5.総括
とりあえず。
・生演奏はやはりすばらしい。
・5.1Chマルチ録音は、やはりコレもすばらしい。
・リンさんかわいい(^^
こんなところでしょうか。
生と、極めて忠実に録音されていてもCDとではヤハリ出音に差はある、という結論ですかね。まあ、スピーカーやアンプを変えるとまた違った印象にはなるのでしょうが、どんなにがんばっても煮魚は刺身にならないのかな。とも思いましたし(^^
最後に、エントランスでリンさんのCDを買いました。
で、挨拶に来ていたリンさんにサイン&握手していただきました(^^
あ~すっかりファンですね(^^
ちなみにこのCDも、録音のよさは特筆もの。。。なんだこの空気感は。。。
今回の演奏も、発売されるとこんな音になるのか、と思うと待ち遠しいですね~。
ちなみに6月頃に発売の予定だそうです。ま~間違いなく買うとおもいます。
と、長くなりましたが、最後にこのようなすばらしい機会をいただいたゴロウさん、本当にありがとうございました。
また行きましょうね~。
ホールでの生緑はあまり経験ありませんが、やはり生で聞く音には及びませんよね。個人的にはホロフォニックで録音して欲しいところです。(^^;
実際の製品はもっと手が入れられると思いますが、短時間でCDに落とすのは凄いですね。といっても、録音したものをそのままCDに落とすだけなら、さして時間がかかりません。ある程度ノウハウを持っている人なら、調整の基礎手順は決まっているでしょうし。
ちょっと、最近の結婚披露宴の最後に流されるビデオを思い出しました。(^^;
by moonrabbit (2007-02-12 01:58)
録音現場(・∀・)イイ!!ですね~♪
自分もそのうち生の演奏は聴いてないといけないなと思いました^^ SPシステムで生演奏に近づけようと思うとそれは大変な努力が必要なんでしょうね。将来はチャレンジしますが♪
公開録音のシステムは制振対策が甘いかなぁ~、と生意気に思ってたり。。。もっと力入れて欲しいよぉ~(*´д`;)…
by HIRO (2007-02-12 02:27)
やはり生に勝てるものはないですよね。
昔はよくオーケストラに行ったものですが・・・家に帰って自分のオーディオを聞くとガッカリするんですよね・・・考えてみれば、100人からの人間が大きなホールで出す音(空気感?)が、家で再現できる訳がないですね。それに気が付いた時、オーディオに湯水のようにお金をかけるのをやめました。あれれ?何だか変な汗が・・・^^;;;;;
ところでこのトイレはシャワートイレでしたか?by切れ痔のオッサンσ(^_^;)
by まめぞう (2007-02-12 07:49)
おおっ、これはなんとも素晴らしい体験ですね
生に勝るもの無し、
されどCDもまた楽しからずや、って感じでしょうか
自宅でCDを聴くことを、コンサートの予習とか、
コンサートホールの追体験、などと表現する方もいますが、
確かにそんな部分もあるのかもしれませんね
もちろん、CDならではの楽しみもあると思います
by tamegorou (2007-02-12 11:05)
生演奏の直後にマスターを聴く事ができるとは・・・。
僕もいつか経験してみたいものです。
by ahtoh (2007-02-12 11:08)
リンさんとてもすばらしかったですね!
ホールの残響効果か?リンさんの動きと音色が3次元へと・・・
色と音が私を包み込みました
とても気持ちよく聞くことが出来ました
本当はMIRABASSIの時に一緒にと考えていたんですが・・
満足していただけたようでなによりです
リンク先のアマゾンで一緒に内田光子さんを購入・・・には笑いました
次回は私の好きな一人、小菅 優さんの演奏でも(^^
by ゴロウ (2007-02-12 12:46)
演奏後に録音したものを聴けるということは・・・
クシャミを一発かませばそれも聴けるということに...(笑。
by haru_one_of_a_kind (2007-02-12 16:51)
生はやはり違いますよねぇ。
あの繊細な音や空気感を
私もいつか目指したいです。
でもあのオーディオ機器で聴く濃い迫力のあるのも
好きなんですよねぇ・・・。
by Chris (2007-02-13 10:00)
ラビさん、Nice&コメントありがとうございます。
遅くなってしまい申し訳ありません。
>ちょっと、最近の結婚披露宴の最後に流されるビデオを思い出しました。(^^;
あ~まさにそんな感じでした。
正直、10分前に聞いていた音。。。という印象はなかったですね。録音のいいCDの音というか。。。ヤハリ生が一番ですねぇ。
>ホロフォニックで録音して欲しいところです。(^^;
ホロフォニックも面白いかも。。。とはいえ、話には聞いたことありますが、実際に聞いたことないんですよね。ホロフォニック。今度聞いてみたいです。
では、今後ともよろしくお願いいたします。
by KOZZ (2007-02-19 01:06)
HIROさん、Nice&コメントありがとうございます。
遅くなってしまい申し訳ありません。。。
>SPシステムで生演奏に近づけようと思うとそれは大変な努力が必要なんでしょうね。
個人的には、生の音というのは録音ではでないのかな~とも思います。こうかくと当たり前なんですけどね。オーディオと、コンサートって求めるものが違う気もしますし。
>公開録音のシステムは制振対策が甘いかなぁ~、と生意気に思ってたり。。。もっと力入れて欲しいよぉ~
実際の公開録音の場は結構な人数で埋め尽くされていたので、振動対策はあまり意味無いかも。
50人近くの起こす振動って、何でアレ殺しきれない気がします。だから、気にしてもしかたないのかな~と。
では、今後ともよろしくお願いいたします。
by KOZZ (2007-02-19 01:10)
エルモさん、Nice&コメントありがとうございます。
遅くなってしまい申し訳ありません。
>昔はよくオーケストラに行ったものですが・・・家に帰って自分のオーディオを聞くとガッカリするんですよね・・・
そうなんですよね。
コンサートって、音もそうですが、ホールや舞台、ステージ。観客席などの雰囲気などもあいまった「エンターテイメント」だと思っています。
だから、これを家で再現するのはどだいムリな話で。。。
私はある程度割り切って「ヘッドホンで聞いて気持ちいい環境」をつくりたいなぁと考えています。
あ、シャワーかどうかはみませんでした。。。
ウォシュレットって、一度使うと手放せなくなりますね。。。(^^
では、今後ともよろしくお願い痛いs増す。
by KOZZ (2007-02-19 01:15)
ためさん、Nice&コメントありがとうございます。
>生に勝るもの無し、
>されどCDもまた楽しからずや、って感じでしょうか
まさにそんな感じでしたね~。
個人的には、生とCDはまったくの別物と考えて楽しんでいます。
臨場感はないですが、音の濃さなどはCDのほうが強かったりしますしね。
むりに「同じもの」にする必要はないのかな~と。
なんにせよ、ほんとに今回は得がたい経験でした。
では、今後ともよろしくお願いいた思案す。
by KOZZ (2007-02-19 01:19)
ゴロウさん、コメントありがとうございます。遅くなってしまい申し訳ありません。
先日は、本当にありがとうございました。得がたい経験をさせていただきました。
>MIRABASSI
うぁ。。。すげー行きたいです。MIRABASSIはCD2枚ですっかりファンになってしまいましたから。。。
>ホールの残響効果か?リンさんの動きと音色が3次元へと・・・
>色と音が私を包み込みました
ほんとうにそんな感じでしたね~。今思い出してもうっとりです。
やはり「視覚」もつかえるというのは強いかも。。。
あと、あのホールの響きのよさは感動モノでした。。。
では、今回はほんとうにありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
by KOZZ (2007-02-19 01:22)
ハルさん、Nice&コメントありがとうございます。
>クシャミを一発かませばそれも聴けるということに...(笑。
あ~それやったら、まじCDにはいりますって。
すげ~恥ずかしいですよ~。
多分、ものすごい剣幕で怒られそうです(^^
ただ、禁止されるとやってみたくなりますね(^^
では、今後ともよろしくお願いいたします。
by KOZZ (2007-02-19 01:24)
ChrisさんNice&コメントありがとうございます。
遅くなって申し訳ありません。
>でもあのオーディオ機器で聴く濃い迫力のあるのも
>好きなんですよねぇ・・・。
そうなんですよねぇ。
やはり生はよいのですが、自宅でヘッドホンで聞いたときの音の濃さ・迫力もまた捨てがたし。
どっちもいい!ということでいいのでは無いでしょうか(^^
ただ、あの生の音を再現したいというのはオーディオのかなわぬ夢なんでしょうねぇ。
では、今後ともよろしくお願いいたします。
by KOZZ (2007-02-19 01:26)